東京製鉄インターナショナルは、炭素繊維複合材料「撚り線」を世界で初めてテンションベアリング部材として開発しました。当社のCFCC ®は、プレストレストコンクリート杭、グランドアンカー、腐食環境下における橋梁用外部ケーブルなど、土木工事用の非腐食性補強部材として開発されました。何年にもわたる広範な研究開発を経て、TRIが開発した世界初の炭素繊維複合導体が2002年に日本に設置されました。私たちの目的は、構造を変更することなく既存の送電回廊をアップグレードし、ROWの公益事業に共通する制約と、まったく新しいラインを建設する時間のかかるプロセスにソリューションを提供するために使用できる導体を開発することでした。高度な撚り線技術と材料科学を取り入れることで、重量や直径、取り扱い特性のペナルティなしに導電性アルミニウムを追加できる、高温低たわみ導体の高強度、柔軟性、軽量、構造的に信頼性の高い新しい引張り軸受部品であるCFCC ®を開発しました。
東京製綱は、世界で初めて炭素繊維複合より線ケーブルを開発した企業です。当初CFCC®は腐食環境下でのプレストレストコンクリート杭、グランドアンカー、橋梁の外部ケーブルなどの土木建築用の非腐食性補強部材用途に開発されました。従来のケーブルを上回る特長を備えたCFCC®を架空送電線にも応用すべく、1980年代からの長年にわたる広範な研究開発を経て、2002年には当社のCFCC®を心材として用いた世界初の炭素繊維心架空送電線ACFR®の運用が日本で開始され、2012年~は電力需要の増加が著しい海外各国の送電線でも採用されています。私たちが目指したのは、電線支持構造はそのままで送電効率のアップグレードを可能にする、軽量かつ増アルミ特性が付加された上で従来工法が適用可能な新しい時代の送電線、ACFR®- CFCC®は、当社が長年培ってきた撚線技術と最新の材料科学が組み合わさる「トータルケーブルテクノロジー」によって開発されました。